学生時代の家庭教師の経験ですが・・・。

家庭教師として何人目の子だったかな。

大学3年生の夏のことでした。

当時私は家庭教師のゴールという派遣会社に在籍していました。

場所は田園調布。

某硝子会社の専務の息子さん。

中学2年生でした。

父親の希望は私学の大学附属でした。

家庭教師としての報酬は普通の2倍。

それが魅力でした。

さすが、田園調布。

しかし、成績はとてもではないけど、全く足りません。

それ以上に本人はあきらめていて、勉強にも身が入りません。

別に学習するのに抵抗はしませんが、かといって真剣に覚えようという気は全くありません。

宿題を出してもできなかったと言い訳します。

簡単な問題で絶対にとけるという問題であってもです。

今まで家庭教師として何人もそれまでに受け持っていたのでそれなりに教える自信はあったのですが、やるきがないのではいくら技術があっても手のほどこしようがありません。

家庭教師としての自信も失いました。

そこでずいぶん考えました。

報酬が十分すぎるほどいただいていましたので、お金だけのことを考えれば「やめられません。」

しかし、私にもプライドがあります。

それに将来教員志望でもありましたので、いい勉強になるとも思いました。

そこで、考えたのが教科を絞るということでした。

教科をしぼって、それだけに取り組ませる。

あれもこれもではないから、やる気になるかも・・・。

点をとらせることにはそれなりに自信がありましたので、この提案にのってくれればいいが・・・と思いました。

最初のころは、なかなかのってきませんでした。

しかし、文法を無視して、単語力だけをつける作戦が奏功しました。

学校の単語テストでいい点が取れたのと、わかる単語が増えたので、文法がわからなくても、文章の多くの単語の意味がわかるようになったので読解力もつきました。

意味もわかって読めるというのは大変な効果をもたらしました。

そこから自主的に学習するようになったのです。

宿題を、それも結構多くなった宿題もやるようになりました。

定期試験で学年でまん中以上の順位になりました。

それで勢いがつきました。

それから少しづつ教科をふやしていきました。

1年後の3年生の夏には、模擬試験で、志望校の合格可能性50%になりました。

そして、翌年の春には見事志望校に合格。

お父さんは大喜び。

父の本人への評価も高くなって、何事にも自信をもったようでした。

その後も御父さんは家庭教師を続けてほしいという希望でしたが。

お断りしました。

高校生を教える自信はないし、中学教員を希望していましたので・・・。

教員としてやっていける自信がついた経験でもありました。

いい経験になりました。

みなさんのご参考になるかはわかりませんが、一つの方法論として紹介します。

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